パン嫌いがマクドナルドへ~えびフィレオ賛歌
パンやハンバーガーはあまり好きではない。乗ったことはないが、豪華寝台特急「北斗星」の朝食には洋食セットと和食セットがあり、私なら迷わず「和食セット」を選ぶであろう。さらに言うと、マクドナルドもお好みではない。ファンには申し訳ないが、マックというと低価格は驚異的だが味についてはまあカタイこと言わんといて、というB級グルメの総本山、というイメージしかない。だから私はモスバーガー(上井草店は最近閉店してしまった)でモスシェイクバニラのMサイズのみ注文して、店内でちゅうちゅう必死に吸い込みながら読書をするのを唯一無二の楽しみとしている。
だが、「えびフィレオ」なる新商品は270円という安売り王マックとしては異例の高価格設定にもかかわらず、発売から4週間で1000万個も売れて味も上々だと某雑誌に書かれてあった。しかし、私はマスコミによる飲食店ガイドをあまり信用していない。以前、友だちの部屋で一緒にテレビを見ていて、うまそうな喜多方ラーメン屋が出ていた。二人で顔を見合わせてすぐに意気投合、わざわざ現地に出向き、見事に桜が散った苦い経験を持っているから・・・。
今回もマユつばものだと思ったが、近所にマックもあるし、モノは試しで「えびフィレオ」1つ270円也をお持ち帰りしてみた。
感想は「おいしい」。ただそれだけ。マックでうまいと素直に思えたのは今回がはじめてだ。キツネ色の衣の中にエビ(バナメイというクルマエビの種類らしい。南米が原産でいまや養殖エビの代表格、値段もブラックタイガーの2割程度と激安という)がこれでもかと惜しげもなく満タンにつめこまれているのが嬉しい。エビとエビのつなぎも他の魚でお茶を濁すようなことはしないでエビが奢られている。
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